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マロンの日常

赤髪の白雪姫、君に届けこよなく愛する管理人のブログです。二次小説やねたばれ、イラストを扱っています。 気ままにゆったりの更新です。はじめましてな方はMENUよりどうぞ♪一緒に楽しんでいただけるとうれしいです!

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君に届け二次小説 (花コトバ)

テスト終わったと思いきやインフルにかかり39度越えの熱でごさいます。
この時期の上に2回目ってどうなのですよ!?


「ウウウ~」
「わっ!?なに変な声あげてんの爽!?」

思わず漏れてしまった声に、隣で文房具を見ていたちづちゃんがビクッと肩を震わせる。

「あ、ごめんね驚かせるつもりは・・ああ~」
「な、なに!?どうした!?」
「風早でしょ」



アクセサリーを見ていたあやねちゃんが、手を止めて事も無げに言う。
な、なぜ!?

「わかりやすいのよ。悩んでるんだけどそこまで深刻そうじゃなくてー・・ずっとギフトコーナーにいるとなると・・・」
「わかった!風早へのプレゼントでしょ!」
ちづちゃんが手をぼんっと叩く。

すごい!当たり!!

「そうなの・・・風早くんの誕生日がもうすぐなので・・・・」
プレゼントを選んでいるのだけど・・・

「いいのが見つからなくって・・・」

この季節に編み物は合わないし、そもそもいつも手作りっていうのは重いかもしれない・・・!
だけどどれぐらいのものを贈るのがいいのかな!?安すぎるのはいやだし、高すぎても風早くんに気を遣わせてしまう・・・!
そんなことをもんもんと考えているうちにもう明日が風早くんの誕生日・・・!

「あああ゛~~~!」
「ちょ!やめな爽!店員さんびびってるから!」
「そんなに悩まなくても大丈夫よ。あの爽ばかなら爽子からのものならなんでも喜ぶわよ。」
「そうそう!龍んときみたいに『爽子馬鹿野郎』って刺繍した袋やったら?」
「それナイスアイデア!」

むっむり!ぜったいむり!//

「まあともかくなんでもいいんじゃん?爽子があげたいものあげなよ。」
「んんん・・・それが難しくて・・・」

顔を上げて店の端から視線を移していく。
あんまり女の子っぽいものはいやだよね。
ストラップは去年プレゼントしたし・・・食べ物はひとそれぞれ好みがあるからなあ・・・・・・・・・

「・・・あ」

ぴたっ、と首を動かすのをやめる。
壁にかかるようにして備え付けられたコーナーに、ずらりと並ぶ同じ形をした商品。
だけどひとつひとつが違う色・・・・?

「ん?どしたの爽」
「あ、うん・・・ちょっと気になって・・・」

小走りに近寄っていくと、棚に置かれたボードに書かれた文字が読めた。

「『366日 誕生花リストバンド・・・?』」
「あー誕生花がモチーフにされてるみたいね。」
あやねちゃんがボードを詳しく読んで教えてくれる。
「わあ・・・風早くんの誕生花って、カーネーションなんだね。」
5月15日のスペースには、カーネーションの小さな花と英語でスペルが刺繍された青いリストバンドがきれいに並んでいた。

・・・・・・・・・・・

風早くんに、似合いそう・・・。

「これにしようかな・・・」


* * * * * * * * * *


「えっ!?くれんの?」
私がうなずいてみせると、風早くんは笑顔を浮かべて「ありがとー!」って言ってくれる。
こうやって喜んでもらえて、私の方がうれしいんじゃないかなあ・・・

「開けていい?」
「う、うん!どうぞ!!」

粗末なものですが・・・
風早くんはあの店のかわいい赤いリボンをほどいていく。
ラッピングは割れ物じゃないけど丁寧にしてくれていて、徐々に包んでいた布から姿を現してきた。

「わ!リストバンドだ!!」
「う、うん!」

思わず返事をしてしまう。ど、どうかな・・・どうかな・・・

風早くんは私の視線に気づいたのか、すぽっと右手にそれをはめて、

「似合う?」

って笑った。

「似合う!!すっごく!!」

風早くんはなんでも似合うのだけど!
青いリストバンドは風早くんの爽やかな感じとか男の子っぽいところにすっごくに合ってて、

「か、かっこいい・・・です、///」

素直に感想を口にすると頬が熱くなるのを感じた。これは恥ずかしい!
風早くんも同じことを思ったのか、リストバンドで口元を隠すようにしてうつむいてしまった。


「「・・・・・・・・・///」」


わ~~・・・わたしのせいで変な空気を作ってしまった・・・!
なんとかし「あ」

「え?」

私の思考を遮った風早くんの声に、顔をあげる。
「どうかしたかな?」
「あ、うん。ラッピングの中にカードがはいってて・・・」

カード?

・・・・・・あ

「店員さんが「サービスでカーネーションの詳しい説明の載ったカードをお付けしますね」って言ってくれたの」
いいひと!
「なんでカーネーション?」
風早くんは首をかしげる。
「風早くんの誕生花がカーネーションなの。」
「あー!だからカーネーションの刺繍がしてあるんだ!」

風早くんはリストバンドに視線を落としてから、またカードにそれを移した。

「えーっと、カーネーションは、ナデシコ科 ナデシコ属の多年草で、花言葉は・・・」





風早くんの言葉がぴたっとやんだ。

「風早くん?」

おかしく思って見上げると、そこにはカーネーションに負けないぐらい真っ赤な風早くんの顔。

「!? なっ何か何かあった?
もしかしてカーネーション嫌いとかリストバンドいらないとか・・・!」
「や 違う!違うから黒沼!」

風早くんは慌てるように手を振って、視線を巡らせる。

「ごめん、ちょっと期待した・・・」

期待?

風早くんはさっき読んでいたカードを渡してくれた。

えっと、カーネーションはナデシコ科 ナデシコ属の多年草で、花言葉は・・・


!!!///


し、知らなかった・・・!
頬がみるみると熱を帯びていく。

「ごめん、勝手に変な意味にとって勘違いして・・・」

さっきみたいに口元を隠したまま風早くんが言った。
・・・・・・・



・・・勘違い?


それは・・・




「・・・・・ちがうよ」

「え?」



「勘違いじゃ、ないよ・・・」



顔が、熱い。

たしかにそのカーネーションの花言葉は知らなかったけど

でも、勘違いでもなんでもなくて


その花言葉は、私のほんとの気持ち



カーネーションの花言葉

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| 君届小説 短編 | 2013-05-27 | comments:1 | EDIT | TOP↑

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| | 2013/05/29 20:53 | |















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